2024-09-09 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:5日続落、250日移動平均割れ 米中株安を嫌気
週明け9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に5営業日続落。前場終値は前営業日比1.94%安の17102.86ポイントだった。中国企業指数は2.27%安の5967.03ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で616億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は前営業日比1%超下げて寄り付き、じりじりと下げ幅を拡大。相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(前引け時点で17250.92ポイント)を割り込んで前場の取引を終えた。前週末の米株式相場がハイテク株を中心に下落した流れを引き継いだ。6日発表の米8月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が14.2万人増と予想の16万人増を下回り、米景気の先行き不安が高まったもよう。中国国家統計局がきょう午前に発表した8月の物価統計が市場予想から下振れし、中国本土の株式相場が下落したことも投資家心理を冷やした。
個別では、医薬品株の翰森製薬(
03692)が7%超下落。太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、海運の東方海外(
00316)、本土系銀行の招商銀行(
03968)は続落した。エネルギー資源株のペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)、中国神華能源(
01088)も安い。一方、香港地場株の新鴻基地産(
00016)と電能実業(
00006)、医薬品開発受託の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)が買われた。