モルガン・スタンレーは最新リポートで、ハンセン指数と中国企業指数の目標値を上方修正した。基本シナリオでの2023年末時点の目標値はそれぞれ18200ポイント、6150ポイント。モルスタは2023年6月末時点の目標値をそれぞれ16900ポイント、5680ポイントに設定していた。一方、楽観シナリオでの2023年末時点の目標値はそれぞれ22200ポイント、7450ポイントに上方修正。従来予想（2023年6月末時点）はそれぞれ21400ポイント、7000ポイントだった。悲観シナリオでの2023年末時点の目標値はそれぞれ12300ポイント、4000ポイントとしている。『香港経済日報』が15日伝えた。

　モルスタは、株式市場は依然として厳しい状況が続いていると指摘。市場では、中国の長期的な経済成長に対する懸念が広がっている上、政策の方向性や地政学的状況が見通しにくく、株式市場は短期的に大幅な変動が続くとの見方を示し、中国市場について「イコールウエート」の投資判断を維持した。

　個別では、AIAグループ（01299）、江西カン鋒リチウム（01772）、香港電訊SS（06823）、美団（03690）、サムソナイト（01910）、太古A（00019）、紫金鉱業集団（02899）をフォーカスリストにピックアップした。