CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、中国内需株のトップピックとして香港上場の華潤ビール（00291）と李寧（02331）、サムソナイト（01910）、ニューヨーク上場のヤム・チャイナ（YUMC）、上海上場の海爾智家（600690）を選定した。うち、華潤ビールの目標株価は74HKドル、李寧の目標株価は86HKドル、サムソナイトの目標株価は24HKドルで、投資判断はそろって「買い」に設定した。『AAストックス』が12日伝えた。

　CLSAは、10月1−7日の国慶節連休に中国本土の観光客数と観光業売上高はそれぞれ前年同期比18.2％減、26.2％減で、2019年の水準の60.7％、44.2％に相当し、今年の他の大型連休と比べると弱含みだと指摘した。消費者心理が依然として不安定なことを踏まえると、7−9月期の業績が良好で10−12月期の見通しが明るく、質の高い回復が期待できる中国本土企業や香港企業を選好するとした。