中国の石炭最大手、中国神華能源（01088/601088）は27日大引け後、関連会社の国電電力発展（600795）と共同でインドネシアにエネルギー会社「国家能源集団印尼能源有限公司（PT. CHNENERGY INDONESIA ENERGY CORPORATION）」（仮称）を設立すると発表した。登録資本金は1000万米ドルで、出資比率は中国神華能源が90％、国電電力発展が10％。新会社設立は中国神華能源の今後の財務状況や経営成果には重大な影響を与えない見通し。

　中国神華能源はインドネシアにエネルギー会社を設立することで同国における発電プロジェクトの調整管理が強化され、インドネシアおよび東南アジア地域における電力、石炭資源などのプロジェクトの開発、建設、運営を効果的に改善できると説明した。また、インドネシアのエネルギー会社が地元の政策、プロジェクト資源、顧客資源を活用することで、中国神華能源のインドネシア事業の発展と市場競争力の向上に寄与できると説明した。

　中国神華能源の親会社である国有エネルギー大手、国家能源投資集団は国電電力発展の発行済み株式の50.78％を保有している。