中国通信キャリアのチャイナ・ユニコム（00762）は2日大引け後、中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）との共同事業の計画を明らかにした。チャイナ・ユニコム子会社の聯通創新創業投資が深セン市騰訊産業創投（テンセント・ベンチャーキャピタル）と共同でコンテンツ・デリバリー・ネットワーク（CDN）やエッジコンピューティングを手掛ける新会社を設立する。新会社は独自の研究開発を基盤に、CDNとMEC（マルチアクセス・エッジ・コンピューティング）のプラットフォームを構築していく。

　中国の独占禁止法を運用する国家市場監督管理総局は10月27日、新会社設立を承認する告知を公式サイトに掲出した。現在、新会社の設立手続きを進めており、登記は完了していない。

　チャイナ・ユニコムは、支配株主の中国聯合網絡通信（600050）にテンセントが戦略出資していると指摘し、共同事業はテンセントとの通常の事業提携だとした。

　日本時間午前11時54分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。

　■チャイナ・ユニコム（00762）：3.50HKドル（前日比3.55％高）
　■テンセント（00700）：225.60HKドル（同2.17％安）