JPモルガンは最新リポートで、香港銀行株が昨年、ハンセン指数を19%アウトパフォームしたと指摘し、今年も一段と上昇するとの予測を示した。純金利マージンの拡大が利益率を押し上げる上、中国本土と香港の間の出入境制限が解除されることを要因として挙げた。『AAストックス』が20日伝えた。
JPモルガンによる各銘柄の投資判断と目標株価は次の通り。
中銀香港(
02388):オーバーウエート、37.1 HKドル
ハンセン銀行(
00011):オーバーウエート、154 HKドル→155 HKドル
大新金融集団(
00440):オーバーウエート、29.7 HKドル → 29.8 HKドル
大新銀行(
02356):オーバーウエート、9.4 HKドル→ 9.5 HKドル
東亜銀行(
00023):中立、 11.5 HKドル → 11.4 HKドル
HSBC(
00005) :オーバーウエート、66 HKドル
スタンダード・チャータード(
02888):オーバーウエート、78 HKドル
JPモルガンは香港銀行株について、今年1−3月期は地域に地盤を置く銘柄を選好するとして、中銀香港とハンセン銀行の投資判断を「オーバーウエート」に維持した。ただ、1−3月期はHSBCとスタンダード・チャータードがアウトパフォームするとみている。