北京冬季五輪のフリースタイル女子ハーフパイプの決勝が18日行われ、ビッグエアで金メダル、スロープスタイルで銀メダルを獲得した中国代表の谷愛凌選手が優勝した。

　『香港経済日報』によれば、米国出身で中国代表になるため中国籍を取得した谷選手はファッションモデルとしても活躍しており、エスティ・ローダーやオークリー、ルイ・ヴィトン、ティファニーなど数多くの有名ブランドのイメージモデルを務めている。また、中国国内では、中国銀行（03988/601988）、安踏体育用品（02020）、チャイナ・モバイル（00941/600941）、中国蒙牛乳業（02319）、三カ樹塗料（603737）、中国人民保険（01339/601319）、湯臣倍健（300146）、JDドットコム（09618）、美的集団（000333）などの広告に登場している。

　北京冬季五輪が開幕してから関連銘柄の株価は総じて好調に推移しており、17日前引け時点で安踏体育用品が10.0％、中国蒙牛乳業が6.5％、JDドットコムが4.6％、中国人民保険が4.0％それぞれ上昇。期間中のハンセン指数のパフォーマンス（3.2％上昇）をアウトパフォームしている。一方、RFID（無線自動識別）タグ関連機器の製造・販売を手掛ける深セン市遠望谷信息技術（002161）が2月7−9日に20％超上昇し、会社側は9日大引け後に開示すべき情報はないとの公告を発表した。市場では深セン市遠望谷信息技術が大幅上昇した原因について、社名に「谷」の漢字が含まれていたことから、関連銘柄としてホットマネーが流入したためとみている。