中国の乗用車メーカー団体である乗用車市場信息聯席会(CPCA)は8日、2022年2月の狭義の乗用車(セダン、多目的車=MPV、スポーツ多目的車=SUV)の小売台数が前年同月比4.2%増の124万6000台だったと発表した。春節(旧正月)連休入りの1月31日の数日前から生産ラインが休止し、消費者も自動車購入を手控えたため、1月は生産台数と販売台数が下押しされたが、休み明けの生産・販売再開が早く、連休が2月の販売に大きく影響しなかった。1−2月の乗用車小売累計台数は332万4000台だった。
2月の地場ブランド車の小売台数は前年同月比14%増の54万台となり、市場シェアは44%と同4.3ポイント上昇した。一方、主要合弁ブランド車の小売台数は同1%減の55万台だった。
新エネルギー車(NEV)の乗用車の卸売台数は同189.1%増の31万7000万台、小売台数は同180.5%増の27万2000台だった。卸売台数で1万台を超えたのは5ブランドで、BYD(
01211/
002594)の8万7473台、米テスラの5万6515台、上海汽車集団(
600104)と米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁・上汽通用五菱汽車の2万6046台、吉利汽車(
00175)の1万4285台、奇瑞汽車の1万271台だった。BYD、吉利汽車、奇瑞汽車、上海汽車集団と独フォルクスワーゲン(VW)の合弁・上海大衆汽車の4社はいずれも前年同月の6−8倍に急増した。
ハイブリッド車(HV)の卸売台数は同116%増の5万5888台だった。