マカオのカジノ運営大手、澳門博彩控股(
00880)が10月31日大引け後に発表した2022年7−9月期の純損失は18億9500万HKドルとなり、赤字幅は前年同期比51.8%拡大した。売上高は57.4%減の10億2800万HKドル。設備処分の損益や銀行融資費用などを除く調整済みEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は9億6800万HKドルの赤字(前年同期は4億6000万HKドルの赤字)だった。
1−9月期では純損失が46億5200万HKドルと前年同期比71.4%拡大。売上高は32.4%減の51億5700万HKドル、調整済みEBITDAは21億4400万HKドルの赤字(前年同期は9億7000万HKドルの赤字)だった。
21年7月30日に開業したコタイ地区の新統合リゾート(IR)「グランドリスボアパレス」の7−9月期売上高は1億1500万HKドルで、うちカジノ部門が4600万HKドル、非カジノ部門が6900万HKドル。開業前支出9500万HKドルを除いた調整済みEBITDAは2億2700万HKドルの赤字だった(前年同期は1億7600万HKドルの赤字)。
澳門博彩控股の株価は日本時間午前11時59分現在、前日比0.82%高の2.47HKドルで推移している。