シティグループは最新リポートで、マカオカジノセクターについて、足元の株価調整が買いのチャンスになると指摘した。カジノ運営企業の多くは、業界のEBITDA（利払い・税引き・減価償却前利益）の回復に対し、ファンダメンタルズが強固との見方を示したことに言及。セクタートップピックにサンズ・チャイナ（01928）、澳門博彩控股（00880）、銀河娯楽（00027）を選定した。『AAストックス』が26日伝えた。

　銀河娯楽の経営陣によると、一般向けカジノ部門の改善が続き、メーデー連休の影響を除いても、足元の業績は1−3月期を上回っている。VIP部門は依然として安定していないものの、銀河娯楽は一般向け部門によるEBITDAへの貢献が大きい。一方、マカオ訪問客数の回復は中国本土の渡航規制が鍵を握り、このためEBITDAがまだ2019年の水準に回復していない。銀河娯楽はホテルの準備などを進め、本土の規制が解除されれば、EBITDAの回復が加速することに自信を示した。