中国商務部は31日に開かれた記者会見で国内外の記者の質問に答えた。

――　鳳凰衛視記者　先日、第25回中欧首脳会議が北京で開催された。欧州連合（EU）のフォンデアライエン欧州委員長は、欧州側は中国との「デカップリング」を望んでおらず、中国企業の欧州進出を歓迎すると述べた。この件について中国側のコメントを聞きたい。また、今後どのように中欧経済貿易協力を質的に向上させていくのか。

報道官　先週、第25回中欧首脳会議が成功裏に開催され、双方の指導者は中欧経済貿易協力に関して一連の重要な合意に達した。商務部は欧州側とともにその後の実施を進めていく。会議期間中、商務部は中欧企業家座談会を開催した。双方の企業代表は中欧貿易投資協力に対して自信を持ち、ともに中欧の産業チェーンおよびサプライチェーンの協力をさらに高いレベルへと引き上げていく意向を示した。

　中国側は常に、中欧経済貿易関係の本質は相互補完と互恵共栄であると考えている。欧州側には市場の開放を維持し、中国企業の関心に配慮し、制限的な経済貿易手段を慎重に使用するよう求めている。また、中国企業が欧州での貿易や投資を行うために、公平で公正、差別のないビジネス環境を提供することを望んでいる。一方で、中国は引き続き高水準の開放を拡大し、ビジネス環境を改善し、外資企業に対する良好なサービス保障を提供するため、外国企業に対して国民待遇を全面的に実施し、知的財産権保護を強化していく。

　中国側は、さらに多くの欧州企業が中国への投資を進め、中国での事業を深耕し、ともに中国の発展の機会を享受することを歓迎する。