証券各社が2025年下期の相場見通しなどを相次いで発表しているが、13の大手証券会社が公表した2025年下期のトップピックリストをまとめたところ、テンセント(
00700)をピックアップしたのは10社に上り、最多となったことがわかった。次いでアリババ集団(
09988)と小米集団(
01810)をそれぞれ7社が選んでいる。『香港経済日報』が23日伝えた。
テンセントについては、UBS、JPモルガン、大和証券キャピタル・マーケッツ、シティ、野村インターナショナル、DBS、光大銀行、建銀国際、ゴールドマン、モルガン・スタンレーの10社が選んでおり、目標株価は595−710HKドルに設定している。最も高い目標株価(710HKドル)を付けたUBSは、人工知能(AI)がより顕著な収益貢献をもたらすまでの間、テンセントの中核事業や「微信(WeChat)」のミニプログラムストアが引き続き成長見通しを提供すると予想。中期的には、AIの収益化には大きな潜在力があるものの、現在の株価にはAI関連やマクロ環境の改善の潜在力が十分に織り込まれておらず、株価は魅力的な水準にあるとした。
アリババ集団はUBS、JPモルガン、野村インターナショナル、中国国際金融(CICC)、招銀国際、ゴールドマン、モルガン・スタンレーの7社がピックアップし、目標株価は109−154HKドルに設定。小米集団は大和証券キャピタル・マーケッツ、マッコーリー、DBS、CICC、招銀国際、建銀国際、ゴールドマンの7社がピックアップしており、目標株価は65.91−80HKドルに設定している。