3日の香港市場でハンセン指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。2日発表の6月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が予想に反して減少し、米景気の減速懸念が強まった。6月の米雇用統計を香港時間の今夜に控え、様子見気分も漂う。
指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.33%安の24141.10ポイントで推移。個別では、大型ネット株の美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)が売られ、指数を押し下げている。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)、教育関連の新東方教育科技(
09901)なども安い。半面、ネット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、本土不動産株の華潤置地(
01109)、龍湖集団(
00960)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)などが買われている。