中国外交部は27日に開かれた記者会見で国内外の記者の質問に答えた。

――　朝日テレビ記者　6月28日、日本の和歌山県にいる4頭のジャイアントパンダが中国に返還される。これについて中国側のコメントを聞きたい。来年2月には東京・上野動物園の2頭のジャイアントパンダも返還される予定で、その時点で日本国内にはパンダがいなくなる。多くの日本人がパンダを非常に好んでおり、再びパンダを借りたいと願っている。中国と日本の間で、今後もパンダ保護に関する国際協力は行われるのか。

報道官　ジャイアントパンダは世界の人々に広く愛される希少な絶滅危惧野生動物であり、中国人民の友好の使者でもある。中日両国はジャイアントパンダの国際的な保護協力と研究を展開して以来、良好な協力関係を築いてきた。パンダの飼育管理、科学研究、技術交流、そして一般向けの教育活動などの分野で積極的な成果を上げ、中日両国民の相互理解と友好の促進にも重要な役割を果たしてきた。

　今後も日本を含む世界の協力パートナーと引き続き交流と協力を強化し、絶滅危惧種の保護にともに貢献していきたい。