モルガン・スタンレーは最新リポートで、新エネルギー車大手のBYD(
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報道によると、BYDは中国の一部工場でシフトを減らし、生産設備の増設計画を延期した。モルスタは、BYDが中国国内に8カ所の生産拠点を持ち、月間最大60万台の生産能力を有するが、今年3月以降、中国国内市場での月間生産台数は約30万台で停滞していると指摘した。投資家がBYDの生産能力の拡大の停止を懸念していることについて、むしろBYDが全力で生産能力を増強し続け、販売チャネルの在庫が増加する事態に陥る方が、より懸念すべきだとの見方を示した。
新型モデルの販売ペースが鈍化していることを踏まえ、モルスタはBYDの2025年販売台数予想を530万台に引き下げた。会社側が示した販売目標の550万台を下回る。