2025-06-26 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(25日):ダウ106米ドル安と4日ぶり反落、ナスダック100は連日で最高値を更新
25日のNY株式相場は高安まちまち。中東の地政学リスクへの過度な警戒感が後退したことで半導体株を中心にハイテク株が続伸した一方、連日の上昇で高値警戒感も強まった。
ダウ平均はわずかにプラス圏でスタートしたものの、217米ドル安まで下落し、106.59米ドル安(-0.25%)と4日ぶりに反落して終了。S&P500は一時0.27%高まで上昇し、取引時間中の史上最高値まで0.63%に迫ったが、前日比横ばいで終了した。
一方、ハイテク株主体のナスダック総合は終日プラス圏で推移し、0.31%高と3日続伸して終了した。時価総額上位100銘柄で構成されるナスダック100指数は0.21%高と3日続伸し、前日に続いて終値の過去最高値を更新。取引時間中の史上最高値も4カ月ぶりに更新した。
S&P500の11セクターはT、コミュニケーション、ヘルスケアの3セクターが上昇し、不動産、生活必需品、公益、一般消費財など8セクターが下落した。センチメントは引き続き改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の17.48ポイントから16.76ポイントに低下し、2月20日以来の低水準となった。
リスク選好が高まる中、半導体株が軒並み高。エヌビディアが4.33%高と3日続伸し、5カ月半ぶりに上場来高値を更新した。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も3.59%上昇し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は0.95%高と3日続伸した。このほかのハイテク・ジャイアントも堅調。アルファベットが2.34%高と2日続伸し、マイクロソフトも0.44%高と続伸し、連日で上場来高値を更新した。