2025-06-25 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:4日続伸、米株高を好感 新東方教育科技が大幅高
25日前場の香港市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。前場終値は前日比0.77%高の24362.73ポイントだった。中国企業指数は0.68%高の8820.35ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1299億HKドル。
ハンセン指数は高く始まり、堅調に推移した。イスラエルとイランの停戦合意が効力を発揮し始め、前日の米株式相場が大幅に続伸した流れを引き継いだ。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が24日に行った米下院金融サービス委員会での証言を巡り、7月に利下げを再開する可能性を排除しなかったとの見方が広がり、投資家心理を支えたもよう。
個別では、教育関連サービスの新東方教育科技(
09901)が11%近く上昇した。香港不動産株の恒隆地産(
00101)と恒基兆業地産(
00012)も大幅高。米FRBが利下げに踏み切ればペッグ制をとる香港の住宅ローン金利が低下するとの思惑から買いが入った。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)、電力株の華潤電力控股(
00836)、食品・飲料株の農夫山泉(
09633)は続伸した。一方、医薬品卸売りの国薬控股(
01099)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が売られた。海運大手の東方海外(
00316)は続落。