24日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3営業日続伸。終値は前日比2.06%高の24177.07ポイントだった。中国企業指数は1.90%高の8760.45ポイント。メインボードの売買代金は概算で2404億8000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付き後ほどなく心理的節目の24000ポイントに乗せると、その後もプラス圏で堅調に推移し、終値は11日以来、約2週間ぶりの高値だった。イスラエルのネタニヤフ首相が24日、トランプ米大統領が提案したイランとの停戦に合意したと明らかにしたことが好感されたほか、米連邦準備理事会(FRB)のボウマン副議長の発言を受けて米国の利下げ期待も高まり、買いが広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、2025年6月中間決算で35%増益となる見通しを発表した中国宏橋(
01378)が6%超上昇したほか、新東方教育科技(
09901)や中国平安保険(
02318)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)などが大幅高となった。半面、東方海外(
00316)やCNOOC(
00883)、美団(
03690)などが売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.14%高の5297.96ポイント。金蝶国際ソフト(
00268)や理想汽車(
02015)、京東健康(
06618)が上昇率上位だった。指数構成銘柄で下落したのは美団とテンセント・ミュージック(
01698)、華虹半導体(
01347)の3銘柄のみだった。