24日の香港市場は堅調か。トランプ米大統領が自身のSNSにイスラエルとイランが完全な停戦で合意したと投稿したことを受け、中東情勢への懸念が後退したほか、米連邦準備理事会(FRB)のボウマン副議長が、インフレ圧力が抑制されれば、次回会合で利下げを支持すると述べており、米国の利下げ期待も相場の支えとなりそうだ。
一方、パウエルFRB議長が24日に米下院金融サービス委員会で議会証言を予定しており、内容を見極めようと様子見ムードが強まる可能性もある。
23日のNY株式相場は主要3指数がそろって上昇。週末に米国がイランの核施設に空爆を行い、イランがこれに対してカタールの米軍基地に報復を行ったものの、イランの報復が抑制的で限定的と受けとめられたことや、原油供給の混乱への警戒感が後退し、原油相場が急反落したことが安心感につながった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、美団(
03690)やテンセント(
00700)、HSBC(
00005)が香港終値を上回って引けた。