週明け23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前営業日比0.13%安の23498.82ポイントだった。中国企業指数は0.11%安の8517.91ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1082億HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、次第に下げ幅を縮める展開となった。米国がイランの核施設への攻撃に踏み切ったことを受け、リスク回避目的の売りが先行したが、中国の政策支援が期待できるセクターが買われ、下値は限定的。前引けにかけ、小幅ながらプラス圏に浮上する場面があった。
個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、テンセント(
00700)が売られて相場の重荷だった。電動工具の創科実業(
00669)と太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)は続落。ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)も安い。半面、半導体受託製造のSMIC(
00981)が5%近く上昇。米国が半導体輸出規制を強化すると伝わり、国産化の関連銘柄に追い風と受け止められた。新エネルギー車の理想汽車(
02015)と自動車販売の中升集団(
00881)、香港不動産株の長江実業集団(
01113)、新鴻基地産(
00016)、Link REIT(
00823)も買われた。