20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.07%安の3359.90ポイントだった。深セン成分指数は0.47%安の10005.03ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆677億3800万元だった。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合い、値動きは方向感を欠いた。前日のNY市場は奴隷解放記念日で休場とあって手掛かり材料に乏しかった上、中東情勢への警戒感からリスク回避の売りが相場の重しとなった。値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きもみられたものの、終値は5月30日以来、3週間ぶりの安値だった。セクター別では、貴金属と電機が全面安となったほか、採掘や文化・メディアも売られた。半面、保険が全面高。銀行や海運・港湾も買われた。
A株市場では、浙江三花智能控制(
002050)や奥飛娯楽(
002292)が大きく下げたほか、江蘇恒立液圧(
601100)やシノペック(
600028)も売られた。半面、5月の宅配事業が13%増収だったと発表した順豊控股(
002352)が3%超上昇したほか、瀘州老窖(
000568)や北京燕京ビール(
000729)、中国平安保険(
601318)なども買われた。
上海B株指数は1.02%高の254.75ポイント、深センB株指数は0.18%高の1162.25ポイント。