2025-06-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅反発、方向感欠く 保険株や造船株に買い
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.08%高の3364.83ポイントだった。深セン成分指数は0.19%安の10032.64ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6710億4400万元だった。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合い、値動きは方向感を欠いた。前日のNY市場は奴隷解放記念日で休場とあって手掛かり材料に乏しい上、中東情勢への警戒感が引き続き相場の重しとなった。ただ、指数は前日に終値で3日以来、2週間超ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻しが入った。一方、中国人民銀行(中央銀行)が寄り付き後に発表した6月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は5月と同じ水準に据え置かれた。セクター別では、保険が全面高となったほか、造船や海運・港湾が買われた半面、貴金属が全面安。採掘やゲームも売られた。
上海B株指数は0.21%高の252.72ポイント、深センB株指数は0.68%高の1168.02ポイントだった。