19日前場の香港市場で、ハンセン指数は大幅に3日続落。前場終値は前日比2.02%安の23231.48ポイントだった。中国企業指数は2.12%安の8412.32ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1233億1000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付くと、ほぼ一本調子で下げ幅を拡大した。中東情勢の緊迫化を受けてリスクを回避する動きが優勢。トランプ米大統領は18日、イランへの攻撃について「やるかもしれないし、やらないかもしれない。誰も私が何をするかは知らない」と述べた。一方、米ブルームバーグ通信は日本時間19日午前、「米当局は近日中にイランを攻撃する可能性に備えている」と報じた。
ハンセン指数構成銘柄はほぼ全面安の展開。医薬品メーカーの石薬集団(
01093)、自動車ディーラーの中升集団(
00881)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)の下落が目立った。JDドットコム(
09618)がホテル・旅行仲介事業への進出を表明したことを嫌気してオンライン旅行大手のトリップ・ドットコム(
09961)が4%安。JDドットコムも約4%下げた。