18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反発。終値は前日比0.04%高の3388.81ポイントだった。深セン成分指数は0.24%高の10175.59ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1910億8800万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。前場はおおむねマイナス圏で推移したがが、後場は前日終値付近でもみ合った。イスラエルとイランの軍事衝突や米政府の関与を巡って緊張が高まるなか、運用リスクを取りにくい状況が続き、様子見気分も漂った。
セクター別では、電子部品、光学光電子、消費者向け電子製品、風力発電設備などが高い。半面、農薬、美容・ケア、レアメタル、医療サービスなどが売られた。
A株では、上海銀行(
601229)、中国銀行(
601988)、中国建設銀行(
601939)、中信銀行(
601998)など銀行株の一角が買われ、相場を支えた。ゲーム関連の巨人網絡集団(
002558)、車載電池メーカーの国軒高科(
002074)、テック株の富士康工業互聯網(
601138)、歌爾(
002241)、大族激光科技産業集団(
002008)なども買いを集めた。半面、環境関連の福建龍浄環保(
600388)、特定用途無線大手の海能達通信(
002583)、アニメーション制作の奥飛娯楽(
002292)、保険大手の中国太平洋保険(
601601)、中国人寿保険(
601628)などが下げた。
上海B株指数は1.04%安の253.30ポイント、深センB株指数は0.1%高の1164.22ポイントだった。