2025-06-18 |
香港/投資判断/証券 |
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ハンセン指数24500ポイント突破の可能性、当面は低い=モルスタ
モルガン・スタンレーでアジア新興市場のチーフストラテジストを務めるジョナサン・ガーナー氏はこのほど、貿易摩擦や関税問題が急速に後退し、中国で再びインフレが進めば、ハンセン指数は28000ポイントに到達する可能性もあるものの、現時点で24500ポイントを突破する可能性はあまり高くないとの見方を示した。『明報』が18日伝えた。
モルスタは今年2月、中国株の判断を「ニュートラル」に引き上げ、2025年末時点のハンセン指数予想値を24500ポイントに設定していた。市場では、景気刺激策や経済成長の加速が期待されているものの、市場の見方にあまり賛同することはできず、モルスタの投資判断は市場コンセンサスよりも低めになっているとした。一方、中国企業のROE(自己資本利益率)はすでに安定しており、ハンセン指数の2025−26年のEPSは5%増になると予想した。