18日前場の香港市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.17%安の23698.65ポイントだった。中国企業指数は1.18%安の8592.00ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1039億4000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まり、序盤に下げ幅を拡大。中東情勢の緊迫化懸念から前日の米株式相場が反落した流れを引き継いだ。イランとイスラエルの軍事衝突が続くなか、運用リスクを回避する売りが優勢となった。もっとも、ハンセン指数は20日移動平均線(前引け時点で23716.72ポイント)を割り込むと下げ渋った。米連邦準備理事会(FRB)による米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が香港時間19日未明に発表されるとあって、結果を見極めたい投資家は積極的な売買を手控えたもよう。
個別では、大型ネット株の美団(
03690)とアリババ集団(
09988)が売られ、相場の重荷だった。新エネルギー車の理想汽車(
02015)、車載・スマートフォン用電子部品を手掛ける舜宇光学科技(
02382)とBYDエレクトロニック(
00285)、不動産開発の華潤置地(
01109)と龍湖集団(
00960)が安い。半面、前日急落した周大福珠宝(
01929)が大幅高。不動産投資信託のLink REIT(
00823)、豚肉大手の万洲国際(
00288)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)も買われた。