17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落。終値は前日比0.04%安の3387.40ポイントだった。深セン成分指数は0.12%安の10151.43ポイントと小幅に反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆2072億1300万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の方向感に乏しい値動き。中東情勢を巡る過度の警戒感は和らいだものの、イスラエルとイランの軍事衝突は収拾しておらず、運用リスクを取りにくい状況が続いた。前日の相場上昇を主導したセクターの銘柄に売りが出て、指数を押し下げた。セクター別では、前日に買われた文化・メディア、ゲームが反落。宝飾品、バイオ製品、美容・ケアも安い。半面、バッテリー、採掘、海運・港湾、ガスが買われた。
A株市場では、ゲーム株の奥飛娯楽(
002292)と巨人網絡集団(
002558)が安い。医薬品株の江蘇恒瑞医薬(
600276)、上海復星医薬(
600196)、華東医薬(
000963)も売られた。台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(
601138)は反落した。一方、テック株の海能達通信(
002583)、歌爾(
002241)、立訊精密工業(
002475)が大幅高。家電株の海爾智家(
600690)、TCL科技集団(
000100)も上昇した。
上海B株指数は0.02%安の255.95ポイント、深センB株指数は0.47%高の1163.01ポイントだった。