17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.13%安の24028.83ポイントだった。中国企業指数は0.23%安の8710.33ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1081億2000万HKドル。
ハンセン指数は、序盤は高く推移したものの、その後マイナス圏に沈むと、指数は一時、心理的節目の24000ポイントを下回る場面もあった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いで香港市場でも買いが広がったが、イスラエルとイランの軍事衝突を巡る警戒感が相場の重しとなった。また、18日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見が控えており、結果を見極めようと様子見ムードも強まった。
個別では、転換社債(CB)の発行で引受幹事と契約したと発表した周大福珠宝(
01929)が7%超下げたほか、石薬集団(
01093)や中国生物製薬(
01177)などの下落も目立った。半面、マカオ政府がサウジアラビアなど中東5カ国を対象にマカオへの入境ビザを免除すると発表したことを受け、サンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)などカジノ株が大幅高。舜宇光学科技(
02382)や中国中信(
00267)も買われた。