中国国際金融(CICC)は最新リポートで、短編動画プラットフォームの快手科技(
01024)の目標株価を21%引き上げて80HKドルに設定した。投資判断は「アウトパフォーム」を維持した。仮に同社が動画生成人工知能(AI)「可霊(Kling)AI」を本体から切り離して独立事業体にした場合、評価額を約60億米ドルと試算。AI分野で先行し、グループ全体のエコシステムの強化につながったと評価している。『AAストックス』が16日伝えた。
CICCは、調査結果によると「可霊」シリーズAI動画ツールの世界市場シェアは30.7%に達しており、現在は常に一定の創作ニーズを持つ層に焦点を絞り、まずはプロフェッショナル市場への浸透を図っていると指摘。高付加価値ユーザーへの展開を進めており、投資収益とROI(投資収益率)をプラスに維持することを重視しているとした。
快手科技の株価は日本時間午後4時45分現在、前営業日比3.97%高の60.30HKドルで推移している。