2025-06-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、中東緊迫化が重荷 医薬品関連に売り
週明け16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比0.12%安の23864.20ポイントだった。中国企業指数は0.04%安の8651.97ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1308億8000万HKドル。
ハンセン指数は安くスタート。10日移動平均線(前引け時点で23936.94ポイント)と20日移動平均線(同23698.40ポイント)に挟まれたレンジでもみ合った。イスラエルとイランの攻撃の応酬が収拾する見通しがなく、緊迫した情勢が続くなかでリスク回避の売りが重荷だった。もっとも、安く始まった中国本土市場の主要株価指数が上げに転じたことで、ハンセン指数も一時上げに転じる場面があった。中国国家統計局が寄り付き後に発表した5月の小売売上高が市場予想を上回り、材料視されたもよう。
個別では、筆頭株主による持ち株売り出しを発表した薬明生物技術(
02269)が大幅安。製薬の中国生物製薬(
01177)、石薬集団(
01093)、翰森製薬(
03692)は続落した。金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)、新エネルギー車大手のBYD(
01211)も売られた。半面、宝飾品販売の周大福珠宝(
01929)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が高い。不動産株の上昇が目立ち、恒基兆業地産(
00012)、龍湖集団(
00960)、華潤万象生活(
01209)、華潤置地(
01109)が買われた。