2025-06-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:3日ぶり反落で3400ポイント割れ、中東情勢の緊迫化を嫌気
13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.75%安の3377.00ポイントだった。深セン成分指数は1.10%安の10122.11ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆4672億4500万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3400ポイントを下回って寄り付いた後、序盤に下げ幅を広げると、その後もマイナス圏で軟調に推移し、終値は4日以来の安値を付けた。イスラエルがイランを攻撃したと伝わり、中東情勢の緊迫化が嫌気されたほか、指数は前日に終値ベースで5月14日以来、約1カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りも相場の重しとなった。また、週明けには小売売上高や鉱工業生産の発表も控えており、様子見ムードも強まった。セクター別では、美容関連や酒造、観光・ホテルがほぼ全面安となった半面、貴金属が全面高。採掘や造船も買われた。
A株市場では、北京燕京ビール(
000729)や貴州茅台酒(
600519)が売られたほか、広州汽車集団(
601238)や江蘇恒瑞医薬(
600276)、奥飛娯楽(
002292)などの下落も目立った。半面、海能達通信(
002583)がストップ高を付けたほか、巨人網絡集団(
002558)や三七互娯網絡科技集団(
002555)、寧夏宝豊能源集団(
600989)などが買われた。
上海B株指数は0.46%安の255.85ポイント、深センB株指数は1.03%安の1160.72ポイント。