2025-06-13 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、イスラエルとイランの戦火拡大を警戒
13日前場の香港市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.70%安の23866.86ポイントだった。中国企業指数は0.89%安の8651.84ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で1524億6000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の24000ポイントを割り込んだ。序盤に上げに転じる場面があったが、再びマイナス圏に沈むと下げ幅を広げた。イスラエルの攻撃を受けたイランが報復を表明し、大規模な衝突に発展するリスクが警戒されている。英BBCによると、イスラエルは13日未明(日本時間同日午前)、イランの核関連施設などを攻撃したと発表。イランの首都テヘランでは爆発音が響いた。イスラエルのネタニヤフ首相は攻撃について「必要な限り何日でも続く」と述べた。一方、ロイター通信によると、イランの最高指導者ハメネイ師が13日の声明で、イスラエルは「厳しい処罰」を受けることになると述べた。
個別では、製薬の中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)が大幅に反落した。電子部品の舜宇光学科技(
02382)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)も安い。自動車メーカーのBYD(
01211)、理想汽車(
02015)、吉利汽車(
00175)はそろって続落した。半面、前日大引け後に2025年3月本決算を発表した宝飾品大手の周大福珠宝(
01929)が9%超上昇。海運大手の東方海外(
00316)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)は反発。石油株のペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)も買われた。