2025-06-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続伸、約1カ月ぶり高値を連日で更新 貴金属株が全面高
12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。終値は前日比0.01%高の3402.66ポイントだった。深セン成分指数は0.11%安の10234.33ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2717億8500万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3400ポイントを下回って寄り付いた後、序盤に下げ幅を縮小して同節目を回復したが、中盤以降は前日終値を挟んでもみ合った。11日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、米国の過度なインフレ懸念が後退したが、指数は約1カ月ぶりの高値水準とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。指数は終値ベースで5月14日以来の高値を小幅ながら連日で更新した。セクター別では、貴金属が全面高となったほか、宝飾やバイオなどが買われた。半面、石炭がほぼ全面安。海運・港湾や酒造も売られた。
A株市場では、巨人網絡集団(
002558)がストップ高を付けたほか、完美世界(
002624)や奥飛娯楽(
002292)も大きく上げた。広州汽車集団(
601238)や紫金鉱業集団(
601899)の上昇も目立った。半面、北京燕京ビール(
000729)や北方華創科技集団(
002371)、中国神華能源(
601088)などが売られた。
上海B株指数は0.05%高の257.02ポイント、深センB株指数は0.82%安の1172.78ポイント。