2025-06-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、安寄り後下げ幅縮小 保険株や貴金属株に買い
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.07%高の3404.66ポイントだった。深セン成分指数は0.05%高の10250.68ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7751億7200万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3400ポイントを下回って寄り付いたものの、徐々に下げ幅を縮小して同節目を回復すると、小幅ながら前日終値を上回って前場の取引を終えた。指数は前日に終値で5月14日以来、およそ1カ月ぶりの高値を更新した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなったが、11日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで、米国の過度なインフレ懸念が後退し、買いが広がった。セクター別では、保険や貴金属、採掘などが買われた半面、海運・港湾、バッテリー、酒造などが売られた。
上海B株指数は0.01%安の256.87ポイント、深センB株指数は0.29%安の1179.05ポイントだった。