中国の電気自動車（EV）メーカー、小鵬汽車（09868）の何小鵬会長は11日、中型スポーツ多目的車（SUV）「小鵬G7」の発表会で、2025年は人工知能（AI関連）分野の研究開発に45億元を投じると明らかにした。中国本土メディアの報道を引用し、『格隆匯新聞』が同日伝えた。

　何会長は自動車メーカー間の競争について「今後5年間で血みどろの様相を呈するだろう」と指摘。成功には、規模の拡大とともに十分な研究開発と、研究開発を支える利益が必要で、同社は今年、研究開発費全体で100億元近くを投じると述べた。また何会長は、「2025年4−6月期の業績は良好で、研究開発に大規模な投資をする中にあっても25年10−12月期の黒字転換は可能だ」との自信を示した。

　小鵬汽車の株価は日本時間午前11時23分現在、前日比6.05％安の76.85HKドルで推移している。