2025-06-12 |
中国/業界動向/自動車・二輪 |
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5月の新車販売台数は11.2%増、新エネ車比率5割に迫る=中国汽車工業協会
中国汽車工業協会(CAAM)が11日発表した2025年5月の新車販売台数は、前年同月比11.2%増の268万6000台だった。前月比では3.7%増えた。1−5月累計の販売台数は1274万8000台となった。前年同期比12.7%増加し、1−4月と比べて伸び率が0.1ポイント拡大した。
CAAMは中国の自動車業界が全体として安定的に回復基調にあるとした一方、業界の利益水準は引き続き低下しており、「販売台数は増えても利益は増えない」という局面は改善されていないと指摘。無秩序な価格競争に示された「内巻式」競争が、業界の収益を悪化させる重要な要因だとした。
乗用車の5月の販売台数は前年同月比13.3%増の235万2000台。1−5月累計の乗用車販売台数は前年同期比12.6%増の1099万6000台となった。乗用車のうち、中国ブランドは5月の販売台数が22.6%増の162万2000台で、乗用車市場シェアは69%と前年同月比5.3ポイント上昇した。1−5月累計では26.3%増の756万2000台となり、乗用車市場シェアは7.5ポイント上昇の68.8%だった。
新エネルギー車(純電気車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車)は5月の新車販売台数が130万7000台と前年同月比36.9%増え、自動車販売台数全体の48.7%を占めた。1−5月累計では前年同期比44%増の560万8000台となり、自動車販売台数全体の44%を占めた。