招商証券は最新リポートで、中国の自動車・電池メーカー、BYD(
01211)の投資判断を「オーバーウエート」とし、目標株価は170HKドルに据え置いた。株価が下落している局面では長期的な視点で押し目買いをするよう推奨。BYDが世界的な自動車メーカーを目指しており、長期的な年間販売目標を1000万台としていると指摘した。『格隆匯』が11日伝えた。
BYDの5月の海外での販売台数が8万9000台に急増したことや、BYDの経営陣が今後も輸出台数が月を追うごとに増加し、年間で当初目標の82万台を大幅に上回る100万台以上になる可能性があるとしており、海外展開に強い自信を示したことに言及。招商証券はBYDの海外展開が「爆発的な成長期」に入っていると評価し、海外での販売価格も安定している点を指摘した。また、経営陣は中国国内における新エネルギー車(NEV)の長期的な普及率を80%、場合によっては90%に達すると見込んでいるという。
BYDの株価は日本時間午後3時58分現在、前日比4.35%高の141.50HKドルで推移している。