2025-06-11 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、米中協議「枠組み」合意を好感 保険株に買い
11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.95%高の24392.47ポイントだった。中国企業指数は1.07%高の8861.33ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1321億3000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、じりじりと上げ幅を拡大。一時は上昇率が1%を超えた。米国と中国がロンドンで実施した閣僚級協議が10日終了し、貿易交渉の「枠組み」で合意したことで買い安心感が広がった。また、中国当局が公布した民生支援政策に「基本医療保険の薬品目録の調整制度を改善し、商業健康保険の対象となる新薬リストを策定・導入する」との方針が盛り込まれ、保険株が買いを集めた。
個別では、本土系保険株の中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)が買われて相場の上昇を主導。アルミ大手の中国宏橋(
01378)、自動車販売の中升集団(
00881)、新エネルギー車のBYD(
01211)は大幅に続伸した。銀行株の招商銀行(
03968)、石油株のシノペック(
00386)も買われた。半面、医薬品株の石薬集団(
01093)と翰森製薬(
03692)、食品・飲料株の康師傅控股(
00322)と農夫山泉(
09633)が下落した。