11日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。米国と中国がロンドンで9日から実施していた貿易問題に関する閣僚級協議が終了したことを受け、買いが先行している。ラトニック米商務長官は英国時間10日、両国が5月のスイス・ジュネーブでの閣僚会合で合意した内容を実施に移すための「枠組み」に達することができたと述べ、希土類(レアアース)や磁石への規制が解消される見通しを示した。
指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.47%高の24276.34ポイントで推移している。個別では、中国民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、自動車販売の中升集団(
00881)が高い。新エネルギー車大手のBYD(
01211)と子会社のBYDエレクトロニック(
00285)も買われている。半面、新興電気自動車メーカーの理想汽車(
02015)、即席麺大手の康師傅控股(
00322)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)が下落。