マッコーリーは最新のマカオカジノ業界リポートで、銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)が予想通り5月に市場シェアを拡大したと伝えた。サードパーティーのデータによると、銀河娯楽とサンズ・チャイナの市場シェアは前年同月比でそれぞれ1.0ポイント、2.0ポイント上昇。半面、ウィン・マカオ(
01128)と澳門博彩控股(
00880)のシェアがそれぞれ2.0ポイント、1.0ポイント低下しており、マッコーリーはシェアの移動があったと指摘した。『インフォキャスト』が10日伝えた。
マッコーリーは、歴史的にウィン・マカオはハイエンド顧客層に力を入れてきたものの、銀河娯楽のカペラホテルが2025年5月に試験営業を始め、さらにサンズ・チャイナのロンドナー・マカオが全面開業したことで、カジノで高額を使う顧客がこうした新施設に流れ、結果としてウィン・マカオの市場シェアが侵食されたとみている。
マッコーリーは銀河娯楽をマカオのカジノセクターの推奨銘柄とした。理由として、銀河娯楽が豊富な不動産開発地とホテル客室在庫を有している点を挙げた。また、現在は試験営業中のカペラホテルが25年末までに全面稼働し、銀河娯楽のプレミアム・マス市場シェアを一段と押し上げるとの見方を示した。