2025-06-10 |
中国/政策/その他 |
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米中貿易協議、10日も継続=ロイター
9日にロンドンで開かれた米国と中国の貿易協議は2日目に入るもようだ。協議の関係者によると、米中の閣僚は会合を英国時間9日夜にいったん終了し、10日午前10時(日本時間同日午後6時)に再開する予定という。トランプ米大統領は9日、協議は順調に進んでおり、米国側チームから「良い報告しか受け取っていない」と述べた。ロイター通信が同日伝えた。
ロイター通信によると、トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「中国とはうまくやっている。中国は簡単ではない」と語ったが、交渉内容に関する詳細は明かさなかった。また、輸出規制の解除について問われ「様子を見る」と述べた。トランプ氏は6日、習近平国家主席との同日の電話協議の際に中国によるレアアースの対米輸出再開で合意したと説明していた。一方、米国家経済会議(NEC)のハセット委員長は9日、今回の閣僚級協議でレアアースについて中国側が握手を求めることを望んでいると述べた。
ロンドンでの閣僚協議には、ベッセント米財務長官、ルトニック米商務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表が出席。中国側は何立峰副首相が率い、商務部の王文濤部長と李成鋼・国際貿易交渉代表が同行している。