週明け9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。終値は前営業日比0.43%高の3399.77ポイントだった。深セン成分指数は0.65%高の10250.14ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2864億1100万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、総じてプラス圏でもみ合った。終値ベースで5月14日以来、およそ4週間ぶりの高値を更新。米国と中国はこの日にロンドンで閣僚級貿易協議を開く予定で、協議の進展に対する期待が相場を支えた。もっとも、心理的節目の3400ポイントに乗せる場面もあったが、同水準では伸び悩み、上値の重さが目立った。
セクター別では、化学製薬、バイオ製品、医療サービス、バッテリーなどが高い。半面、鉄道・道路、貴金属、保険などが売られた。
A株市場では、テック株の用友網絡科技(
600588)、欧菲光集団(
002456)、太陽光発電関連の晶澳太陽能科技(
002459)、豚肉大手の牧原食品(
002714)、医薬品メーカーの上海復星医薬(
600196)などが高い。前週末に安かったゲーム関連の奥飛娯楽(
002292)が大幅に反発した。半面、自動車メーカーのBYD(
002594)、自動車部品の恵州市徳賽西威汽車電子(
002920)、調味料メーカーの仏山市海天調味食品(
603288)、酒造大手の貴州茅台酒(
600519)などが売られた。
上海B株指数は0.27%高の256.89ポイント、深センB株指数は0.49%安の1187.93ポイント。