6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比0.21%安の23857.09ポイントだった。中国企業指数は0.37%安の8652.70ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1020億7000万HKドル。
ハンセン指数は朝方に前日終値付近でもみ合った後、安く推移して前場の取引を終えた。中国の習近平国家主席とトランプ米大統領が5日に電話協議したものの、その後の貿易交渉を通じて関税やレアアース輸出などを巡る問題が解消されるかは不透明との見方が広がったもよう。心理的節目の24000ポイントが上値のめどとして意識された上、前日の米株式相場の下落も地合いを悪化させた。
個別では、医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)が大幅安。親会社のアリババ集団(
09988)が反落して相場の重荷だった。オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)、光学部品の舜宇光学科技(
02382)、不動産開発の龍湖集団(
00960)も売られた。半面、ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)が6%超高。金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)も買われた。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・モバイル(
00941)はともに続伸した。