2025-06-06 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:4日ぶり反落、方向感欠く 様子見ムードや利益確定売りも
6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比0.06%安の3382.11ポイントだった。深セン成分指数は0.18%安の10185.34ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7466億5700万元だった。
上海総合指数は方向感を欠いた。中国の習近平国家主席とトランプ米大統領が5日に電話で協議し、貿易・経済問題を手掛ける両国閣僚会合を近く開くことで合意したことを受け、米中貿易協議が進展するとの期待は強いものの、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の急速な関係悪化が嫌気されたほか、米雇用統計の発表を前に様子見ムードも広がった。また、指数は前日まで3日続伸し、終値で5月21日以来、約2週間ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りも相場の重しとなった。セクター別では、保険や医薬品販売、医療サービスなどが売られる半面、貴金属と採掘が全面高。通信サービスや海運・港湾も買われた。
上海B株指数は1.81%安の255.58ポイント、深センB株指数は0.01%安の1192.02ポイントだった。