5日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比1.07%高の23906.97ポイントだった。中国企業指数は1.26%高の8684.73ポイント。メインボードの売買代金は概算で2220億2000万HKドル。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移した。米ホワイトハウスのレビット大統領報道官は3日、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と今週後半に協議すると明らかにしており、米中協議の進展への期待が引き続き買いを支えた。上昇率が1%超える水準では上値の重さが目立ち、中盤には上げ幅を縮小する場面もあったが、この日の高値圏で取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、短編動画プラットフォームの快手科技(
01024)、香港不動産株の恒基兆業地産(
00012)、恒隆地産(
00101)、半導体受託製造のSMIC(
00981)、本土不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)が大幅高。大型ネット株のアリババ集団(
09988)、美団(
03690)が買われ、指数を押し上げた。半面、海運会社の東方海外(
00316)が大幅安となったほか、前日に高かった製薬の翰森製薬(
03692)、石薬集団(
01093)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、中国生物製薬(
01177)が反落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.93%高の5319.96ポイントと3日続伸。閲文集団(
00772)、舜宇光学科技、金蝶国際ソフト(
00268)、快手科技、華虹半導体(
01347)が上昇率上位。下落は地平線機器人(
09660)、京東健康(
06618)、美的集団(
00300)、トリップ・ドットコム(
09961)の4銘柄のみだった。