2025-06-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:3日続伸で約2週間ぶり高値、米中協議の進展に期待
5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.23%高の3384.10ポイントだった。深セン成分指数は0.58%高の10203.50ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2904億500万元だった。
上海総合指数は、序盤はマイナス圏での推移が目立ったものの、中盤にプラス圏に浮上すると、その後は徐々に上げ幅を拡大し、終値は5月21日以来、約2週間ぶり高値だった。米ホワイトハウスのレビット大統領報道官が3日、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と今週後半に協議すると明らかにしたことを受け、米中協議の進展期待が広がったほか、中国の景気対策への期待も相場を支えた。セクター別では、コンピューター設備やコンシューマーエレクトロニクス、電子部品などが買われた。半面、宝飾や食品・飲料、製薬などが売られた。
A株市場では、歌爾(
002241)や富士康工業互聯網(
601138)が大幅高となったほか、浙江三花智能控制(
002050)や新華人寿保険(
601336)も高かった。半面、北京燕京ビール(
000729)や長春高新技術産業(
000661)、江蘇恒瑞医薬(
600276)、寧波杉杉(
600884)などが売られた。
上海B株指数は0.46%高の260.28ポイント、深センB株指数は0.27%高の1192.11ポイント。