5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。前場終値は前日比0.42%高の23752.37ポイントだった。中国企業指数は0.54%高の8623.40ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1241億3000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。米ホワイトハウスのレビット大統領報道官は3日、トランプ米大統領が中国の習近平国家主席と今週後半に協議すると明らかにしており、米中協議の進展への期待が引き続き買いを支えているもよう。もっとも、トランプ米大統領は4日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、習近平主席との合意形成は「極めて困難」と投稿。協議が進展するかは依然として不透明感が根強いことから、前場半ば以降は上げ幅を縮めた。
個別では、香港不動産株の恒基兆業地産(
00012)、恒隆地産(
00101)、本土不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)が大幅高。短編動画プラットフォームの快手科技(
01024)、光学部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、大型ネット株の美団(
03690)、アリババ集団(
09988)なども買われた。半面、海運会社の東方海外(
00316)、医薬品関連の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、石薬集団(
01093)、電動工具大手の創科実業(
00669)、自動車メーカーの理想汽車(
02015)、吉利汽車(
00175)などが下げた。