中国の工業情報化部など5部局は先ごろ、2025年の「新エネルギー車下郷活動」を展開すると通知した。『証券時報』は4日、急速な発展を遂げた新エネルギー車産業の市場展開は新たな段階に入っており、農村地域での車両普及と関連インフラの整備が今後の成長を支える重要なトレンドになるとの見方を伝えた。
当局は通知のなかで、自動車メーカーに対して供給する車種の多様化やサービス水準の向上を求めていく方針を示した。
通知に先立ち、25年「新エネルギー車下郷活動」に参加するブランドのリストが公示された。BYD(
01211/
002594)、中国第一汽車集団の「奔騰」、東風汽車集団(
00489)の「納米(NAMMI)」と「嵐図(VOYAH)」、重慶長安汽車(
000625/
200625)の「深藍(Deepal)」と「長安啓源」、重慶長安汽車とファーウェイ、CATL(
03750)が共同出資する「阿維塔(Avatr)」、広州汽車集団(
02238/
601238)傘下の「埃安(AION)」、吉利汽車(
00175)の「銀河」と「ZEEKR」、リープモーター(
09863)、理想汽車(
02015)、蔚来集団(
09866)、小鵬汽車(
09868)などのブランドが収載されている。
『証券時報』によると、中国汽車工業協会の許海東氏は、中国で今後成長する自動車市場は農村であり、農家の収入が増加するにつれて新エネルギー車が農村の消費者にとって重要な選択肢となっていくとの見解を明らかにした。