2025-06-04 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(3日):ダウ214米ドル高と4営業日続伸、エヌビディアなど半導体株が上昇
3日のNY株式相場は続伸。貿易交渉で米中首脳が週内に直接対話を行うことが引き続き支援となる中、人工知能(AI)需要拡大見通しを背景にエヌビディアなどの半導体株が上昇し相場をけん引した。OECDが米国の成長見通しを引き下げたものの、4月JOLTS求人件数が予想以上に増加したことも安心感につながった。
ダウ平均は朝方に119米ドル安まで下落する場面もあったが、214.16米ドル高(+0.51%)と4営業日続伸して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.58%高、0.81%高と、ともに2日続伸して終了した。
S&P500の11セクターはITの1.48%高を筆頭に、エネルギー、素材、資本財など8セクターが上昇し、コミュニケーション、不動産など3セクターが下落。ダウ平均採用銘柄はエヌビディアが2.80%高となったほか、ホーム・デポ、キャタピラー、ナイキ、シェブロン、3Mなどが1%超上昇した一方、コカ・コーラ、ユナイテッドヘルスが1%超下落した。
半導体株はジェフリーズが買い推奨リストに指定したエヌビディアのほか、オン・セミコンダクターが11.35%高、マイクロチップ・テクノロジーが6.40%高、マイクロン・テクノロジーが4.15%高と軒並み上昇。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.72%高と2日続伸した。センチメントは引き続き改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.36ポイントから17.69ポイントに低下した。