2025-06-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、貴金属・宝飾品株が高い
休場明け3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前営業日比0.48%高の3363.48ポイントだった。深セン成分指数は0.35%高の10076.01ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7503億6200万元だった。
上海総合指数は小動きで始まり、次第に上げ幅を拡大。中国と米国による貿易交渉の行き詰まりが解消に向かうとの期待が広がったもよう。レビット米大統領報道官は2日、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が週内にも協議する可能性が高いと明らかにした。米関税政策を巡る不透明感は根強いものの、米財政の悪化懸念を背景に安全資産としての金の需要が高まるとの見方から関連銘柄が買われた。中国メディアの財新が寄り付き後に発表した5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想を下回ったが、相場への影響は限られた。
セクター別では、宝飾品と貴金属が大幅高。美容・ケア、ゲーム、銀行も買われた。半面、鉄鋼、自動車、電力が売られた。
上海B株指数は0.03%高の256.90ポイント、深センB株指数は0.07%安の1181.85ポイントだった。